SWWW1(98.4〜12) ■SWWW2(99.2〜12) ■SWWW3(00.2〜03.3) ■SWWW4(03.4〜05.1) ■SWWW5(05.春〜






■SWWW【一期】1998年4月〜同年12月■WebMaster:伏見健二さん
http://www.geocities.co.jp/Milkyway-Orion/6490/swww/archiveindex.html
 ※元サイト消滅。リンクは有志の方のログ保管庫。IEでもChromeでも化けます。サイトデザインは大きく異なります。二期サイトをイメージしてください
1996年からネット上で『B=F WEB(ブルーフォレスト=ウェブ)』を運営していた伏見健二さんが、98年春、個人サイト『Swordworldweb』を立ち上げる。

ネットはアナログ回線。通話料金がかかり高額、午後11時〜翌午前8時までのテレホーダイを待っての接続等、まだまだネット環境は「あたりまえ」でない時代。ソードワールドはネットで遊ぶために作られたシステムではなく、必然的に『ネット環境でTRPGを遊ぶために何が必要か』を模索していく歴史となる

■趣旨とスローガン
TRPGの楽しみを共有し、交流を結ぶための場として、またSWユーザーを増やし、製品をより多く入手してもらうこと
この頃から参加費は無料、参加者のボランティア精神で運営された
『みんなで作ろう、SWWW』のスローガンはこの頃よりある


システムと運営
SWWWで用意された専用CGIは、有志により作成された
PLサイドで利用する場所として、サイトには下記が用意された
 ・PL交流チャット
 ・参加者でSWWWに関する相談や連絡、WMからの告知に使われる『システムBBS』
 ・PL個人がSWWW関係のリンクを貼れる『ユーザーコンテンツ』
期の途中、IRC公式チャンネルとして『#SWWW』を使うようになる

参加者はCGIチャットやIRCで日記の方向性を相談したり雑談していた
PLチャット以外にも、キャラチャット専用のCGIチャットがあった
チャット出没時間が、そのままPCの活動時間に投影される。夜更けにチャットに参加すれば、そのPCは宵っ張りである、という形になる 

新規参加者のPC登録チェックは積極的になされず、各自の価値観に委ねられた
多くの参加者は具体的な運営に関わることは少なく、あくまでSWWWでの遊びを通じての交流と、SWについて考えることを奨励された

遊びのスタンスは、基本的に各PLの常識と良心に委ねられていた
問題が起きた場合、基本的に参加者同士で解決することを推奨された。しかし、目に余る行為は伏見さん自身が勧告や叱責を行った


■冒険の舞台
メインの舞台はシルル神殿都市という架空の街。リファール近辺にあると設定された
登録したPCは、必ずシルルに到着することとされた
シルルの地下には『けっこう深い迷宮』があり、ダンジョン探索の舞台に利用
シルル街中でもシティの舞台として冒険可能
後日、有志により『サテライト(後述)』が作成、遊べる舞台が増えた


■PC作成と成長
専用に作成されたオリジナルCGIで登録
ルールブック(以下ルルブ)記載の作成ルールは使用されなかった
上限7とし、10の数値を各冒険者レベル及び『職業(一般技能)レベル』に割り振る仕様だった
髪、体型、性格の特徴、出身地を提示されたの選択肢から選んだ

・体型(8種類): やせすぎ・やせ気味・やせている・普通・筋肉質・超筋肉質・ふくよか/グラマー・太っている
・特徴(8種類): 男性的魅力抜群・女性的魅力抜群・充分に男性的・充分に女性的・やや男性的・やや女性的・希薄な存在感・普通
・髪(10種類): 黒・金・白・茶・銀・緑・赤・紫・青・その他(設定で書き込む)
・RPG(5種類): 1:ぜんぜん知らない・2:知っているが遊んだことは無い・3:遊んだことがある・4:よく遊ぶ・5:かなり詳しいほうだ
・SW(5種類): 1:まったくのビギナー・2:記事や本を読んだことがある・3:プレイしたことがある・4:ゲームマスターをしたことがある・5:サークルやサイトを主宰している

出身地は下記の通り
西部諸国: タラント・ベルダイン・リファール・ザーン・ゴーバ・タイデル・ラバン・ガルガライス・プロミジー・ドレックノール
アレクラスト南部: ファンドリア・ロマール
アレクラスト北部: ラムリアース・オーファン
アレクラスト東方: アノス・ミラルゴ・ムディール
アレクラスト中部: エレミア・オラン
アレクラスト西部: パルマー(一期で確認できず、二期で確認)
アレクラスト北東: プリシス・ロドーリル・バイカル(各国一期で確認できず、二期で確認)
その他: 森林部・山岳部・秘境・荒野・呪われた島・ファーランド・記憶にあらず

 ※体型、特徴は性別が男でも女性的と称されたものを選ぶことが出来た。女性PCも同様
 ※髪の色は他にもあったかもしれない
 ※「RPG」はPLのRPG経験を、「SW」はPLのSWの経験を表示したもの(一期のみ)
 ※出身地はここからひとつ選んだ。ヌケがあるかもしれない
 ※選択肢に『ケイオスランド』『イーストエンド』は存在しなかった


PCの雰囲気を現すため、一言だけ台詞を入れ、それは『●●は語る』欄で表記された
この仕様は形を変えながら3期まで続いた

PCの性別はPLと同じものとした。男性PLは女性PCを、女性PLは男性PCで遊ぶことは出来なかった 
年齢も幅広く、この頃は高齢者冒険者も存在
基本的に冒険者としての登録だが、一街人として冒険に出ない遊びも認められた

経験点は発生しない。ゆえに、冒険者レベルの成長は無かった
呪いや死亡は基本的に無かった。ストーリー展開のため自主的にPCを危機に陥らせることは出来た。ただ、ストーリーの為にPCを死亡させることは歓迎されなかった
『PLの二重登録は禁止』『1PL1PC』『新しいPCは、前PCを引退させてから』はこの頃から徹底された


■遊び方の基本
リレー小説であり、『GM』は存在しなかった
SWWW公式にサポートされたPLチャット『メインスクエア』で筋道を相談→投稿
もしくはキャラチャットで交わした言動を反映して投稿が進められた
募集は特に行わず、こんな感じで遊びたいと言う案のある人が呼びかけ、興味のある人が集まる「この指止まれ」方式だった

シルル市内なら『神殿都市』、他に『学院』『神殿』『けっこう深い迷宮』と投稿先がわけられて存在
市内描写には、後述の登録施設やNPCを自由に利用することが出来た
この頃から投稿文を『日記』と呼んでいた

文章は専用CGIで投稿
CGIの仕様から改行できないため、短文でまとめることを推奨された(目安は2〜300文字前後)。ルールとして明文化されていないが、マナーとされた
日常も冒険もすべて一緒くただったので、冒険参加者はタイトルの後にシナリオ名を書き込んでいた
  例:悪魔との戦い【消えた家政婦編】


■日記書き込みの原則
基本は一人称で語られるモノローグ
書けるのはあくまで自分のPCの言動のみ。他PCやNPC視点で書いてはならない
自分の見える範囲、分かる範囲を描写しつつ、自分の進めたい方向を分かりやすく織り込んでいくことが求められた

他のPC、NPC共に勝手に都合よく動かしてはならない
 例:「●●が魔法の武器をくれた」「●●がオレのことを好きだと言った」等
ただし、NPCは登録された性格に添っての描写はある程度可能
PCもPLの事前許可があれば、設定された性格や状況に添う形での描写は可能
SWWWはあくまでファンの集いであり、SW公式キャラを持ち込んではならないとされた

一ヶ月は30日(フォーセリアに31日は無い為。31日の日記は30日のものとして処理)
日付の変更は、実時間で午前7時(もしくは8時)

日記を書き込むのは、一人一日一回。複数回書いてはならなかった
話題にして良いのは当日のことのみ。前日のこと等、時間を遡って書く場合『回想』を表記すれば許可された


■パーティ
パーティを組む遊び方は一期から存在。3人〜8人を目安とされた。ただしボーナス等は無かった
パーティを組んだPCは、日記の最後に所属したパーティ名を明記することになっていた


■サテライトとサテライトマスター
希望すれば、WM伏見さんの認可を経て、自分で冒険の舞台を作ることができた
シルル以外の冒険の舞台を『サテライト』、管理人を『サテライトマスター(サテマス)』と呼んでいた
『GM経験者』『自分のサーバを持っている』『CGI設置・管理できる』等の条件があった
サテライトはシルルから魔法のゲートで繋がっていたとされ、時間差無しで移動できた
サテライトに移動したPCは、シルルでの書き込みは出来なかった
書き込みのルールはサテライトマスターの判断を優先したが、基本はシルル神殿都市及び伏見さんの考えに準じた
IRCセッション専用のサテライトも存在した


■NPC、施設の設定
公式に用意されたのは『エミリースの酒場』。エルフのエミリースが経営するとされた古い酒場兼宿屋という設定だった
『みんなで作ろう』に則り、参加者が自分で考えた施設やアイテムの設定を登録、日常や冒険の舞台や題材として自由に利用できた
日常で利用できる施設は宿屋や食堂、カフェ、共同浴場、街角の広場、渡し場、伝書鳩を利用した手紙屋等があった
ただし、ソードワールドの世界にあり得ないとされたものは、伏見さんの判断で修正を勧められた
NPCは、各施設に携わる関係者、PCの関係者やシナリオに登場したNPCが登録可能。ただし、NPCとして日記を書くことは禁止されていた


■魔法とモンスター、マジックアイテム
オリジナル魔法は他の参加者との整合性を取る事が難しいとされ、揉め事避けとして完全版のみ採用とされた
オリジナルモンスター登場の記憶は無いが、たいてい完全版から採用していた
アイテム(マジックアイテム・薬物・毒物含む)の創作は比較的フリーランスだった
無論、『ソードワールドの世界観を壊さないこと心がける』ことを推奨された
『シルル神殿』都市というオリジナル舞台、『リレー小説』ということもあり、世界観の解釈でもめることはほとんど無かった

リレー日記に登場したキーアイテムや施設も含め、これらはNPC、施設と同じ個所に登録できた


■一期の終了
後半は「冒険者なのに街にこもって冒険に出ない」、「恋愛ロールプレイに走りすぎる」などの問題が起きる。特に恋愛ロールは我も我もと爆発的に広がり、楽しいと思う人と不愉快に思う人との軋轢も発生した。

それらを含めた問題解決と、新たな遊び方の提案により、WM判断で12月をもって一期は終了。全てをリセットして二期へ移行する


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