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投稿時間:2002/10/21(Mon) 23:43
投稿者名:GM
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祭りの準備:村の広場(ラクシェス)
賑やかな人混みの中、ケーゼを探し出したラクシェスは例の件を話してみる。
「そうねえ…ここに越してきたのはあの子が5歳の時ね。
その時はもっと陰気でとっつきにくい子だったわ。何考えてるか、分からないところもあったしね。
でも、それを変えたのがサイベル…。彼女の優しさが、アーガットの性格を変えたのよ。
両親との間も良好だったわ。むしろ、過保護気味な点もあったけどね。
家族内でのチャ・ザ神への信仰もとても熱心で…だから、あの一家は、月一回神殿で行われるマーファ様への祈りの集まりには来なかったわ。
ただ、アーガットはもっぱらマーファ様への興味が大きかったけどね。たぶん、サイベルの影響が大きいと思うんだけど」

「サイベルや、村の子供達と一緒に遊ぶ彼は、明るい村の子供そのものだった…。
それでも、時々つらそうな、寂しそうな顔をする時があったわね…誰にも言えない大きな秘密を抱えてるみたいで…。
あれは、なんだったんだろう…って、今でも思うわ。私達に言えない…ということは…すごく大きくて重いことだと思う…彼やサイベルにとって、致命的なことじゃなければいいんだけど…」

村の広場に戻った村人達は、それぞれ祭りの準備を始めた。
男達は刈られた麦を抱え、水車小屋へ向かう。小屋の前で脱穀し、粉にする作業を行っている。
女達は広場にテーブルを何台も置き、そこで明日の祭りに出す料理の仕込みを始めた。

「さっきはすみません。つまらない話をしてしまって…」
ラクシェスを見かけたアーガットは、微笑みを取り戻したようだ。さっき叩いた背中が痛かったのか、片手を背中に回してさすっているが。

農家の男達に混じり、アーガットが立ち回る。彼の周囲では人々が次々質問してまわる。
「神官さん、量はこんなもんでいいかね?」「アーガット様、ご馳走の献立はこれを入れますよ」

アーガットは、思ったより忙しそうだ…。

投稿時間:2002/10/22(Tue) 19:02
投稿者名:ラクシェス=アイレスバロウ
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開門の試み
 広場まできて、村人に囲まれてるアーガットを発見。
 ……忙しそ。
 でも、時間はこじ開けるまで、だ。
 食事の準備をする女のひとたちの間にいるのかな? さっきまで一緒にいたケーゼを探す。見つかったら、「手を貸してよ」と引っ張っていき、アーガットの代わりに暫く段取りを仕切ってもらうことを頼む。無理なら、昨日の記憶を頼りに村のお偉さん(村長とか村長の息子なんか)を見つけ、暫く神官の代わりに場を仕切ってもらう。
 また、仲間を探す。事情をざざっと説明した後、サイベルを連れてきてもらい、ついでに安全を確保してもらおうってハラなんだけど。。。

>「さっきはすみません。つまらない話をしてしまって…」
 忙しい中、背中をさすりさすり話かけてくるアーガット……こいつって、大人しそうに見えて、かなり執念深いかも。。。
「っカァー。水臭いこと言ってんじゃねぇよ。んなこと言ってっと、次は肘で気合い入れてやるぜ」返答し、この場の代理にと引っ張ってきた奴に代行を頼んでから、
「つべこべ言わずに来なっ」水車の影──仕切りになりそうで、音も消せそうな場所──に引っ張っていこうとしてみる。

投稿時間:2002/10/22(Tue) 22:50
投稿者名:GM
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らぶらぶあたっく!☆(ラクシェス、オリヴィエ/リールモントフ)
>「つべこべ言わずに来なっ」
「あ、あの、ちょっと待って…ああっ」

アーガットの腕を強く握り、水車小屋の裏手へ連れて行こうとしたラクシェス。

その時、すぐ背後から迫る気配を感じる…

「あっ! 狩人さんその1だー☆」

甲高い声を上げて、赤毛の娘がラクシェスめがけて飛びつこうとした!
「男同士でデート? なんだかいや〜んだわ」

リールモントフと別れたオリヴィエが水車小屋の前でラクシェスを見つけたのは、そんなシーンだった…。



ラバシュ老の家を後にしたリールモントフ。オリヴィエは仲間を探しに行き、別れている。
彼の目の前で、村人達が楽しそうに祭りの準備を進めていた。
誰もがみんな忙しそうだ。ぼーっとしていると、手伝いに引っ張り込まれるかも知れない。
村人にケーゼの行方を尋ねると、「宿屋の前でバターを作ってるよ」とのこと。

確かに、蓋された大きな樽に棒を突っ込み、上下に動かしているケーゼの姿が見える…。

投稿時間:2002/10/23(Wed) 22:14
投稿者名:ラクシェス=アイレスバロウ
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らぶらぶれしーばー★彡
 ばびゅんと飛んでくるエルフ女──どういう意図があるのか知らないけど、邪魔、されてんだろうなぁ──とりあえずおれは、彼女を受け止めようとする。

「──ってなわけで、取込み中なんでまた後でね」苦笑を浮かべるアーガットに、笑顔でバイバイ。アルゴを抱きとめることができてたら、周囲に仲間がいないかちぇっくして、おれはエルフの舞姫に改めて挨拶。
「アルゴって鳥みたいに軽いんだね。しばらくこうしてしゃべっといてもいいんだぜ。おれは、あんたが羽を休めてくってだけでも嬉しいんだけど、そんなつもりはないんだろ? 用件があれば聞くよ。それとも……暇だってんなら散歩にでもつきあえよ」とでも言っておく。

投稿時間:2002/10/23(Wed) 23:08
投稿者名:オリヴィエ・レンデル
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核心。
> 「──ってなわけで、取込み中なんでまた後でね」

 ……何だか如何にもこの時この刹那において、瞬間的かつ効果的に取り込んだ気がするのは気のせいだろうか…?

 なんだか妙な頭痛がしてきた気がしなくもない。

 なにやら辺りを見回すラクシェスさんに見つからないように物陰に身を寄せた。

 …まぁ、アルゴさんと言ったっけ、あのハーフエルフの人。
 正直言って苦手なタイプの人なので、何処かへ行ってくれるならそれでも良し。

 さてと、呆気にとられた態のアーガットさんの様子でも見守るとするか…。
 僕も実際呆気にとられたけれども…ね。

 アーガットさんは、悪い人ではないと思う。直感だけど。何の根拠もないけれど。

 でも、なにかおかしい。
 
 なにか裏があるはず。

 これも、根拠なんてないけど。強いて言えば、アーガットさん自身の態度だけ。

 僕はゆっくりとアーガットさんのもとへと向かった。

「5年前、貴方は本当は何を見たんですか?」

 この質問をする為に。

投稿時間:2002/10/23(Wed) 23:34
投稿者名:GM
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それぞれのシーン
▼ラクシェス

>「アルゴって鳥みたいに軽いんだね。しばらくこうしてしゃべっといてもいいんだぜ。おれは、あんたが羽を休めてくってだけでも嬉しいんだけど、そんなつもりはないんだろ? 用件があれば聞くよ。それとも……暇だってんなら散歩にでもつきあえよ」

「わあー、良かった! 踊ろうと思ったけど、みんな忙しそうでしょー。もー全然つまんないし。
菫ちゃんもリールっちも見かけないしー。すっごく退屈してたんだー」

ラクシェスの腕に身体をすり寄せるアルゴ。…意外に胸が大きい…まふまふしている…まふまふ。

とりあえず散歩にはつきあうという。
「お昼ご飯は、宿屋の女将さんが作ってくれるよ。そうしないと、お宿の商売上がったりじゃん」
と、無邪気に笑うアルゴ。そして
「ねえねえ、あんたって何かの神様信仰してるの? 宿屋の女将さんは狩人って話してたけど、本職は何なの?」
キラキラした瞳で聞いてくる。



▼オリヴィエ

ラクシェスから離れ、仕事に戻ろうとしたアーガットに話しかけるオリヴィエ。

>「5年前、貴方は本当は何を見たんですか?」

オリヴィエの顔をじっと見つめるアーガット。そして−−−

「…地獄ですよ」

ぽつりと答える。そして

「あなたがどのような考えで、そのような質問をするのか、僕には分かりませんが…どうやら貴方は…“貴方の望む真実”というものをお知りになりたいようですね。
どうしても、お知りになりたければ…お祭りが終わった時に、改めてお話しましょう」
と、付け加えた。

「それにしても、貴方といいお仲間といい、なぜこれほどまでに他人に関わりたがるのですか?」
お仲間、というのは、ラクシェスのことらしい…

投稿時間:2002/10/24(Thu) 00:12
投稿者名:オリヴィエ・レンデル
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タイトル:
告白。
> 「…地獄ですよ」

 誰しもが自分の中に地獄を飼っているようなものだ、と僕は思う。
 それに負ける訳には行かないのだけれど。

> 「あなたがどのような考えで、そのような質問をするのか、僕には分かりませんが…どうやら貴方は…“貴方の望む真実”というものをお知りになりたいようですね。
> どうしても、お知りになりたければ…お祭りが終わった時に、改めてお話しましょう」

「えぇ、是非にでも。」
 そう答える。

> 「それにしても、貴方といいお仲間といい、なぜこれほどまでに他人に関わりたがるのですか?」

「さぁ…何故でしょうね。チャ・ザ様の信徒でもありませんけれど…。彼に関しては、まぁ、その…」

 何と言えば良いやら。

「…えぇと、違う意味で係りたいみたいです…」

 何とも泣きそうな気分ではある。

「…多分ね、僕は思うんですよ。」

「誰かを幸せにしたい人…ってのを見ると、助けずにはいられない性分の人間、それが僕なんだって。ただ、それだけの事です。」

「血塗られたままの手で、新しい敷布を触る馬鹿はいないでしょう?洗い清めてから触るものです。つまりは…」

 サイベルさんって、どこにいるんだろう?

「そう言う事です。」

投稿時間:2002/10/24(Thu) 06:40
投稿者名:リールモントフ
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タイトル:
ケーゼの手元
「どうですか、出来は」
ラシェとオリヴィの話では、魔術師だというケーゼさん。バターをかき回している姿は、ただの村のおばさんに見えるけれど……。
「収穫祭も明日に迫りましたね。……何事も起こらないといいんですが、どうも不穏な空気を感じませんか? ね、先生」
力強くしなやかに動く手元を見ながら、さりげなく聞く。天気の話でもするように。
でも……、「泉の毒」の話をどう切り出したものか。

投稿時間:2002/10/24(Thu) 12:48
投稿者名:ラクシェス=アイレスバロウ
Eメール:hinabe@excite.co.jp
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タイトル:
まふまふさまとお散歩
>「わあー、良かった! 踊ろうと思ったけど、みんな忙しそうでしょー。もー全然つまんないし。
>菫ちゃんもリールっちも見かけないしー。すっごく退屈してたんだー」
「そいつは御愁傷さま。でも、その二人が見つかんなかったおかげで、おれにとってはラッキーだったみたいだね。でもま、陽も落ちれば、あんたの踊りを見たいっていう村の人たちで宿は一杯になるさ。それまではぼーっとしときなよ」
 鼻歌でも歌いながら、歩を進める。

>「ねえねえ、あんたって何かの神様信仰してるの? 宿屋の女将さんは狩人って話してたけど、本職は何なの?」
「うん、信仰してるよ。あんたみたいな女神様の胸──おれたち猟人が、獲物を捧げるところ」キラキラしたアルゴの瞳を覗き込んだ後、視線を神殿に転じて先を続ける。
「本職はね、グッドラック・ハンター。アーガットのこと気に入っちゃってさ、何かと首突っ込んでんだけどイマイチなんだよね、これがまた。。。あいつってなんかねぇ、立派な羽持ってるだろ? でも、なんか踏ん切りがつかないらしくて、なかなか飛ぼうとしないんだ。けどうまく飛んだら、おれほどじゃないけどめっちゃカッコイイはずなんだ。だから、その気にさせようとジタバタしてんだけど……。
 そういうあんたの本職は何だよ? 魂泥棒? それなら、おれのはもうあんたに盗られてるね。
 ねぇ、暇ならおれのこと手伝ってかない? アーガットが飛べない・ないしは飛ばない理由を調べようってわけ。この村にいる人間の中でその鍵を握ってるのは、あとはテムレンくらいなもんなんだろうけど、あいつってお堅いだろ。おれの歯は立たなくってさ。アーガットかテムレンについて、何か知ってることない? あったら教えて」

投稿時間:2002/10/24(Thu) 18:07
投稿者名:GM
Eメール:lints@mb.infoweb.ne.jp
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タイトル:
三者三様
▼オリヴィエ

>「誰かを幸せにしたい人…ってのを見ると、助けずにはいられない性分の人間、それが僕なんだって。ただ、それだけの事です。」
>「血塗られたままの手で、新しい敷布を触る馬鹿はいないでしょう?洗い清めてから触るものです。つまりは…」
>「そう言う事です。」

「そうですか…」
アーガットはオリヴィエへ、静かに向き直る。
「つまり君は、僕の手はすでに血にまみれてる、と…?」
冗談半分なのだろう、くすくす笑っている。
「君は幸せだね。自分の信じるものが誰かの希望となりえるんだから。そうやって、君は誰かを助けたことが、あるのですか?」

微笑んだ顔のまま、目がすっと冷たく光る。

「もし、僕の手がすでに血まみれであったら…君は、どうやって僕を助けるつもり?」

そして、オリヴィエの答えを待たず、アーガットは人混みの中へ入ろうとした…。

▼リールモントフ

>「どうですか、出来は」

「あら、エルフさんこんにちは。ええ、上々ってとこね。」
バターの出来を聞かれ、上機嫌で答える。実質、二人は初対面になる訳だが。

>「収穫祭も明日に迫りましたね。……何事も起こらないといいんですが、どうも不穏な空気を感じませんか? ね、先生」

リールモントフ心配に
「あら、いやあね」
ケーゼは笑い飛ばす。
「心配事はとりあえず片がついた方よ。それともエルフさんには、精霊の言葉が分かるのかしら?」
そしてケーゼは、撹拌棒を片手に汗を拭いた。
確かに、こうしてみるとただのおばさんに見える…

▼ラクシェス

>「そういうあんたの本職は何だよ? 魂泥棒? それなら、おれのはもうあんたに盗られてるね。」

「あはははははっ、言ってくれるわねー」
笑いながらもラクシェスの口説き(?)文句に、まんざらでもなさそうなアルゴ。
「あんたって口が達者ね。それ、本心かしら? だったら嬉しいんだけどー」

>「アーガットかテムレンについて、何か知ってることない? あったら教えて」

ラクシェスの言葉に、何かを考える素振りを見せ
「教えてあげてもいいけど、ね」
肩をすくめる
「でもねー、テムレンは、アーガットの言うことしか聞かないよ。だから、あたしやあんたみたいな他人がどうこう出来ない存在だしー」

「ただ、はっきり分かってることはあるのよね。
テムレンは人間が大嫌いよ。ちっちゃいころ、人間に村を焼かれたことがあるんだって。
アーガットも、人間に失望してるわ。一時、そうじゃないって思おうとしてたみたいだけど…リアミ村の人達が、それを砕いちゃったわけだし。
ついでに言うと、あたしも人間は嫌い。ママに無理矢理あたしを生ませたくせに、責任取らずに逃げちゃったから」

「ま、あんたがアーガットのことをどんな風に考えてるか、だいたい分かったけど…正直、深入りしない方が良いと思うなー。
傷つくのは、あんたなんだし。アーガットはアーガットで、なんとかすると思うしー。
案外、もう羽ばたいて飛んでるかのしれないしねー」

腕を掴んだまま、どこか他人事のようにアルゴは言った。

投稿時間:2002/10/24(Thu) 22:57
投稿者名:オリヴィエ・レンデル
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戦慄。
> 「そうですか…」
> アーガットはオリヴィエへ、静かに向き直る。
> 「つまり君は、僕の手はすでに血にまみれてる、と…?」
> 冗談半分なのだろう、くすくす笑っている。

 あながち冗談でも、無いんだけどな…
 確信の無かったことだが、今このアーガットさんの答えを聞いて、確信を得た。
 そう、血塗られているのはアーガットさんの手だ、きっと。

> 「君は幸せだね。自分の信じるものが誰かの希望となりえるんだから。そうやって、君は誰かを助けたことが、あるのですか?」
>
> 微笑んだ顔のまま、目がすっと冷たく光る。

「ある、だなんて自信が持てたら良いんですけどね。」
 英雄に、なりたかったんだけどな…。

「貴方から見たら、恐らくは大変な遠回りに思われるのかも知れませんけど。でも、思ったんです。」

「多分、生まれながらの悪人なんて奴は、存在しないと思うんです。罪は罪ですけどね。でも、罪が罪であるからこそ、贖罪も可能になるんだ、なんて。」

「そんな考え、どう思います?」

> 「もし、僕の手がすでに血まみれであったら…君は、どうやって僕を助けるつもり?」
>
> そして、オリヴィエの答えを待たず、アーガットは人混みの中へ入ろうとした…。

「…助けるのは僕じゃない。貴方を助けられるのは、貴方自身。…そして、サイベルさんじゃないでしょうか?」

 届いているだろうか、僕の声は?

「憎みながら生きていくよりも、許しながら生きていく、サイベルさんの生き方のほうが、良いと思いませんか?強いと思いませんか?いやむしろ…」

「憎しみ、怒りを抱えて生きる卑怯さと、許しながら生きていく強さを、貴方自身が良くご存知なんじゃ無いですか!?」

 叫ぶようにして叩きつける言葉。

 僕はそれから、駆け出した。
 
 この村で、悪を隠せる場所、すなわち…神殿に。

投稿時間:2002/10/24(Thu) 23:36
投稿者名:リールモントフ
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暢気
>「心配事はとりあえず片がついた方よ。それともエルフさんには、精霊の言葉が分かるのかしら?」
「いえね……」
まだ終わったわけではない。そんな気がしきりにするのです。アルバートさんたちの姿が見えない、それはまだ何かが続いているということかもしれません。きっと、役者はまだそろっていないのです。
「ウンディーネが歌うには、水は汚された、と。何が混ぜられたのかは、薬草にお詳しいケーゼ先生でもおわかりにならなかったとか。…水を汚すのは、毒物ばかりとは限りませんが……」
呪い、という言葉はこの場にはあまりにもふさわしくない。
「それに、ほら、おめでたいお祭りの前だというのに、気の早い旅人達の姿も見えない……。領主の代行できた方々は、まだ何か探っておられるようですよ」
口調はあいかわらず暢気だ。空は青くて、天気もいい。でも……この寒々とした心は一体なんだというのでしょうか?

投稿時間:2002/10/25(Fri) 13:57
投稿者名:ラクシェス=アイレスバロウ
Eメール:hinabe@cam.hi-ho.ne.jp
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タイトル:
もう羽ばたいて、か。
>「あんたって口が達者ね。それ、本心かしら? だったら嬉しいんだけどー」
「あ。しまったな。腕を組んだままじゃ、おれのドキドキでウソだってばれちゃうかも」バクバクする心臓の言い訳に、べーっと舌を出すけど、おれの本心は組んだ腕が離れませんようにってちょいと力を込める。

>「でもねー、テムレンは、アーガットの言うことしか聞かないよ。だから、あたしやあんたみたいな他人がどうこう出来ない存在だしー」
 それはある意味、正しい。他人には、どうにもならないことだってあるもんね。でもおれは、お節介焼く自分が好きなんだよね。アルゴの話を遮りたくなかったので、ここは黙って頷くに留めるおれ。

>「ただ、はっきり分かってることはあるのよね……
>……ついでに言うと、あたしも人間は嫌い。ママに無理矢理あたしを生ませたくせに、責任取らずに逃げちゃったから」

「あの、あんたの父親は、親としては無責任だろうけど、あんたみたいな可愛いひとに流れる血を残したその同じ人間として、おれはそれでも、人間であることを誇りに思えるんだ。自分勝手な意見だけど、それが、正直なところ。それに、感謝さえしてる。そいつがいなきゃ、おれの腕は今頃寂しいよーって泣いちゃってるかもだからね」組んだ手をそっと握る。
「おれは、ね、氷の海から帰ってこなかったオヤジを含めて、氷とか、海とか、大海豹が憎くて仕方がなかったことがあるんだ。でもあるとき、他人に期待するのをやめて、自分のやりたいようにやるんだって決めたら、ちょっと気が楽になった。だから今は、猟人の自分も気に入ってる。オオアザラシの肉も美味しいしね──あんたが菜食主義じゃなければ、その干し肉食う?」要るって言えば、村の人たちにわけるつもりだったのをちょいと取り出し、半分こにしてあげる。

>「傷つくのは、あんたなんだし。アーガットはアーガットで、なんとかすると思うしー」
「わ。心配してくれるの? 優しいんだね。ありがと。ふふん。女神様にだけは期待することにしててよかったぜ。これで、傷付くのも恐くなくなったよ」難しい顔つきになるところで、励まされちゃったかな? おれは、輪をかけて嬉しくなって、ぽんぽんと彼女の腕に感謝。

「おれは、誰かに何か嫌なことされて憎いっていうのなら、仕方ないって思う。けど、誰かに何かを期待したのにそれが叶わない。あるいは叶わなかったことを悲観するっていうのを一緒にして欲しくないんだ。
 テムレンやあんたが人間のことが嫌いっていうのは仕方ないと思う。おれのことを好きになってもらえるようにじたばたするっていうのはおれの勝手だもんね。
 でも、アーガットは違う。あいつは、自分の望みが叶わないことに絶望しようとしてるように思えるんだ。それってもったいし、勘違いしてるぜ。そりゃ、望みがあればそれが叶うように行動すべきだろうけど、自分を管理する以上に他人のことなんて扱えないだろ。叶わないことだってでてくるさ。でも、あれだけの素質があるんだから、多少傷付いたところで立ち上がって、また新しい望みを持ったら良いんだ。
 それで、おれが見て聞いて知った以上は、飛んでかもしれないあいつを引きずりおろしてでも、そう言ってやろうってわけ。あいつの抱えているものがなんであれ、肯定することになるか否定することになるか判んないけど、受け止めてやろうと思うんだ。おれじゃ役不足かもしんないけど、この際、贅沢は言ってらんないだろ」

 なんか浮かれてべらべらとしゃべりそうだけど、なるべく正直に話そうと思うおれだった。

投稿時間:2002/10/25(Fri) 16:13
投稿者名:GM
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二人の言葉(リールモントフ、ラクシェス)
▼リールモントフ

>「ウンディーネが歌うには、水は汚された、と。何が混ぜられたのかは、薬草にお詳しいケーゼ先生でもおわかりにならなかったとか。…水を汚すのは、毒物ばかりとは限りませんが……」

「ああ、あのことよね…」
ケーゼの顔が憮然と曇る。
「毒物ってほどじゃないわ。ぬかるみの澱んだ水が混ざっていたのよ。
子供が間違って泉でおもちゃでも洗ったか、誰かが故意にそんなことしたか…」
村人達は泉の水質を守るため、そこでの洗い物を禁じているため、前者はありえない。
「かと言って、後者だとしたら…。でも、どうしてそんな事をしなきゃいけないのか、それも分からないのよね」

>「それに、ほら、おめでたいお祭りの前だというのに、気の早い旅人達の姿も見えない……。領主の代行できた方々は、まだ何か探っておられるようですよ」

「そういえば…」

ケーゼが不思議そうに、周囲を見回す。と、神殿に向かって駆けていくオリヴィエの姿が認められた。
「あら、昨日の狩人さんだわ…神殿に何か用なのかしら?」


▼ラクシェス

軽い口調だが、真剣な言葉を、アルゴは黙って聞いている。そして
「…あんたって、本当にいいやつなんだね」
ふっと、微笑みを浮かべる。明るいように見えて、どこか暗い影がさす。

「あたしも、あんたみたいな考え方ができりゃ良かったんだよね。そしたら、もうちょっと“希望”ってものに、いい感情を抱けたかもしれない。
“希望”ってさ、冷たいんよ。地面を這い回る人の鼻先で輝いて、甘い夢を見させる。それを掴もうともがく姿を、馬鹿にして嗤ってる…あたしには、そんな風にしか思えないんだ」
彼女がそう思うに至るには、何らかの理由があると思えた。おそらく過酷な人生を辿ってきたのだろう。

「もちょっと早く、あんたみたいな奴と会えたら良かったけど、もう遅いんだよね」

肩をすくめてにっこり笑い、組んでいた腕をするりと離した。
「あんたの考えどおりに、アーガットを救ってみせな。だけど…最後まで気を抜いちゃ絶対だめよ」
警告めいた一言を残し、人混みの中へ返って行く。後には、ラクシェス一人が残された。

そういえば、アーガットの姿が見あたらない…

投稿時間:2002/10/26(Sat) 02:02
投稿者名:リールモントフ
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ケーゼ先生と
> 「かと言って、後者だとしたら…。でも、どうしてそんな事をしなきゃいけないのか、それも分からないのよね」
「よこしまな目的があった、それだけで充分ですよ。ラバシェお爺さんから聞きましたけれど、魔女の話をしていった旅商人さんがまずは疑われるべきでしょうけどね。……サイベルさんではなく」
犯人探しにはあまり興味がない。問題は、魔女の話と泉に何か関係があるのかということ。関係があるのなら、犯人は自然に浮かび上がるでしょう。

> 「あら、昨日の狩人さんだわ…神殿に何か用なのかしら?」
「あ、オリヴィエさんですね。どうしたんでしょうか。……ええと、そういえば、これからどういう予定になっているんでしょう? 神殿の麦を刈り終えたら、運び込むんでしょうか? アーガットさんのお仕事はもうないのかな?
 ああ、そうだ。サイベルさんの様子を見に行きませんか? ね、彼女が心細くなっているかもしれませんから」
本当は、妙に胸騒ぎがするからだ。顔は笑っていますが、声はずいぶん硬いようです。ケーゼさんには、是が非でも来てもらわなければ。

投稿時間:2002/10/26(Sat) 23:12
投稿者名:GM
Eメール:lints@mb.infoweb.ne.jp
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タイトル:
ちょっと待ってね
>「あ、オリヴィエさんですね。どうしたんでしょうか。……ええと、そういえば、これからどういう予定になっているんでしょう? 神殿の麦を刈り終えたら、運び込むんでしょうか? アーガットさんのお仕事はもうないのかな?
> ああ、そうだ。サイベルさんの様子を見に行きませんか? ね、彼女が心細くなっているかもしれませんから」

「麦は水車小屋で粉にして、袋に詰めて一端倉庫へ運び込むわ。それからみんなでパン作りにかかるわ。
結構時間がかかるのよ。力仕事だしね」
と、ケーゼ。

「サイベル? 彼女は家に戻ってるわ。自分の麦を見に戻ったのよ」
そして
「様子ねえ…そうね、もうすぐお昼ご飯だし、呼びに行きましょう。ああ、ちょっと待ってて。撹拌係を代わってもらうから」
そう言って、ケーゼは宿屋の中へ入っていった。

投稿時間:2002/10/27(Sun) 22:21
投稿者名:ラクシェス=アイレスバロウ
Eメール:hinabe@cam.hi-ho.ne.jp
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背を向けて……
 希望が、彼女の人生をそこまで傷つけたのか。。。わりと幸運な道を歩いてきたおれには、今はもうこれ以上かける言葉がなく、彼女の言葉を真剣な眼差しで受け止め、これからアーガットと向き合うことくらいしかおれにはできそうもない。
“傷付いた人間と向き合うだけでなく、先を歩いていくことでも癒し手たり得る”
 そんな言葉を残した英雄の昔語りを聞いたことがある。今は、そんな言葉にでも賭けるとしよう。まだ、立ち止まっていられない。
 去っていくアルゴ。その背からふと目を転じた時、丘を駆け登っていくアーガットの後ろ姿が目に入った。

 おれは、広場でリールの姿を認めると走り寄って、たった今、丘を駆け登るアーガットの姿を見たことを話す。そして、アーガットの後を追ってみることを伝える。また、皆のことも尋ねておき、知っていることがあれば聞いておく。
 それが済んだ後は、アーガットの後を追うべく丘に駆け出すつもりでいるおれだった。

投稿時間:2002/10/28(Mon) 00:41
投稿者名:リールモントフ
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丘へ
ケーゼ先生が宿の中にいる間に、ラシェがやってきた。どうしたんでしょう、ちょっと真剣な様子……。丘の上へ駆けていくアーガットさんを見たそうです。
「オリヴィが神殿に向かいましたね。あそこに……何かあるんでしょうか」
丘のほう、というとサイベルさんのお家のほうでしょうか。彼女に会いに行くのかな??
「アーガットさん、様子がちょっと気になりますね。私はサイベルさんの様子を見に行こうと思ってたんですけれど……。ケーゼ先生を待っているんですよ。そうだ、サイベルさんの麦はまだ狩ってないんですよね?」
ラシェは今にも走り出しそうだ。やっぱり胸騒ぎがするんでしょうか…?
「私も行きますよ。目的地が同じだといいんですけれど」
丘のほうを見ながら、そう言いました。