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投稿時間:2002/09/14(Sat) 11:39
投稿者名:GM
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盗賊ギルド(アルバート)
ラバンの盗賊ギルドは、非常に特殊な形態にある。
『黒羽根亭』という酒場の地下が盗賊ギルドであり、同時に大陸最大とも言われるガネード神殿でもあるからだ。

「で、リアミ出身のヤツを知りたいのかい?」
受付に立つ“兄弟”は、神様と仲が良くないアルバートに、50ガメルの“お布施”を要求した。

投稿時間:2002/09/15(Sun) 00:59
投稿者名:アルバート・バルバロッサ
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offering
「で、リアミ出身のヤツを知りたいのかい?」
男はご大層にも銀の皿を両手で持ち、俺の前に突き出した。
“だから神なんざ嫌いなんだ”
俺はポケットを弄り(まさぐり)ジャラジャラと音を立てて皿の上に零した。
「で、そいつは何者でどこにいるんだ?」
面倒だが、この街で訊けることは訊いておいた方が良い。

投稿時間:2002/09/15(Sun) 23:51
投稿者名:GM
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尋ね人の時間
>「で、そいつは何者でどこにいるんだ?」

“お布施”を受け取った受付の男は金の入った皿を引っ込める。そして

「リアミからラバンに来る連中は、野菜や穀物を市に卸してる奴らと相場が決まってる。
そうでなきゃ出稼ぎ連中だな。街の店や金持ちの館に住み込んで働いてるさ。
今はそうでもねぇが、麦が不作だった年にゃ、近隣の農民ともども働き口求めてたくさん来たもんさ」

と、答える。そして羊皮紙の書き付けのまとめたものをぱらぱらめくり

「粉屋で粉を袋に詰めてるロブにチーズ屋の運び役がマッド、あと肉屋でソーセージ詰めてるのはマイケル。
いちお、リアミから出て働いてるのはそいつらだな。裏町に流れてるヤツもいるかもしれねえが、そいつは別途調査が必要さ」

出稼ぎ人の同行は、ギルドにとってさして重要なものではないらしい。
とりあえず大雑把に押さえておき、やばい匂いの気配を察したら具体的に動く、というスタンスのようだ。

投稿時間:2002/09/16(Mon) 00:09
投稿者名:アルバート・バルバロッサ
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flour
三人とも5年前に来たやつらだろうか。
それにしても、ここで『粉』とか『運び役』なんて言葉を聞くと、別のものを連想しちまう。
「わかってる範囲でいいさ。
そいつらに訊けばまた出稼ぎの奴等の所在もわかるだろ。
邪魔したな」
あまりこの街で時間をとられるわけにもいかない。
麦のことを詳しく知ってるといったら粉屋だろうか。別の粉屋だったらさっぱりだろうが。
俺はとりあえず、ロブから順番にまわることにした。

投稿時間:2002/09/16(Mon) 23:30
投稿者名:GM
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里帰り
人に尋ね歩き、ロブの働く粉屋にたどり着いたアルバート。しかし返ってきた答えは
「ロブなら2,3日前に村へ帰ったよ。一緒に働きに出てた友達連中とな」
という、初老の店主の一言だった。

里帰りの理由はお祭り。年に何度もない休暇、みやげをたんと持っての帰還だったそうな。

投稿時間:2002/09/16(Mon) 23:59
投稿者名:アルバート・バルバロッサ
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spit to heaven
結局50ガメルも何もかも無駄になったようだ。
ここで粉屋の主人に粉の売れ行きを聞いても仕方がない。
「邪魔したな」
約束の時間には間に合わないかもしれないが、出来るだけ急いで行くに越したことはない。
“だから神様なんてヤツは嫌いなんだ”