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投稿時間:2002/08/15(Thu) 05:46
投稿者名:レッサー
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「こんばんは、何時もの一杯くれませんか。プレッツェルさん?」
初めての客に『何時もの』と言われても困ってしまうかな。
けど、まともに挨拶するのも照れくさい。

「んー…」
どう返してくれるだろうか。
予想では、ミルクが出される可能性が最も高い。
次点は水かな。
そして誰であろうと変わらない対応で運ばれてくるんだろう。

「1年に1度だけだからさ、ごめん」
面倒な来客なんだろうなあ。

投稿時間:2002/08/15(Thu) 21:52
投稿者名:フェリル・クラウド
Eメール:souju@wonder.ocn.ne.jp
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GALAXY
ゆっくりと瞬きを繰り返した。
その背は、見間違えようの無い、旧い友人のもの。

「1年に1度だけだからさ、ごめん」

その声は、聞かなくなって久しい、懐かしい人のもの。

自分の涙が落ちる音を聞いた。
視界がぼやけて、慌てて目をこする。
見つめていないと、直ぐに消えてしまうかも知れない、そんな恐怖に囚われて。

その名を呼んだ。
声にならない。
もう一度、息を吸い込む。

「……おかえりなさい、レッサーさん」

言葉は、彼に、届いただろうか。
カウンター奥の女主人に微笑む。
彼の隣に腰を下ろす。

「少しキツイのを、ストレートで。彼にも同じのを……そのミルクが空になったらね」



PLより:
初めましてのカキコです。
某マスアドでは応援ありがとう御座いました。

投稿時間:2002/08/16(Fri) 09:37
投稿者名:プレッツェル
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涙は心に隠すもの
かつて、無言で別れた仲間との再会を望んでいたからなのかもしれない。
…私がここで、こんな商売を始めた理由のひとつ。
だから、彼が来てくれた時の気持ちは、言葉じゃ現せないほどだったよ。

>「こんばんは、何時もの一杯くれませんか。プレッツェルさん?」

照れくさそうな注文に、無言で白い液体で満たしたグラスを差し出す。

>「1年に1度だけだからさ、ごめん」

「…あやまることなんか…ないさ」
素っ気ない口調が震えている。自分の気持ちを抑えるのが精一杯さ。
本当は、な…抱きついて泣きたいくらい、嬉しいんだよ…。

でも…あんた、やっぱりこんな姿になっちまってたんだな。万が一の奇跡を望んでいたが…儚い望みだったんだな…

>「……おかえりなさい、レッサーさん」

彼の友人らしい、ハーフエルフの吟遊詩人が声をかけた。

>「少しキツイのを、ストレートで。彼にも同じのを……そのミルクが空になったらね」

レッサーの隣に座る彼の注文を受けて、二人に背をむける。酒の用意をしながら…頬に走る一粒の感触に気づく。

(ごめんよ…私一人、生き残っちまって…あんたももっと、生きてたかっただろうにさ…)

重すぎて言葉に出来ない気持ちを、いつもの無愛想顔に隠して、私はシェイカーを振った。


※レッサーさん&飛鷹さんいらっしゃいませ。ご来店ありがとうございます。
レッサーの訪問は嬉しかったですよ(^^
フェリルもマスアドお疲れさまでした。ここでゆっくり語らってくださいね

投稿時間:2002/08/17(Sat) 00:17
投稿者名:レッサー
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またね。
おー。予想は的中。白濁の液体が目の前に置かれる。

謝ることはない…か。
「でもすっげーっ謝りたいよ。どうにもなんないけど」
今こうして笑って話せるのは不思議だ。

お帰りなさい、と迎えてくれた半妖精の青年。
「フェリルさん!うっわー、会えるなんて思わなかったからマジ嬉しいな」
思わず席を立ち上がるほどに感激した。
「ちょっとだけど、ただいま」

「きつそーなの飲んでるね」
優しい印象をあたえる外見に似合わないというか。
俺にも同じのを奢ってくれるそうだが飲めるかどうかが心配だ。
「なんか逞しくなってない?」
どんな冒険を経験したのだろう。
すごく話しを聞きたい。

「あープレッツエルさん、やっぱ飲めないから割ってくれませんか」
そう注文し見上げた顔の頬に伝う涙のあと。
「こうして会いにくるだけでもさー…大切な人を悲しませてしまうと、
なんで死んじゃったろう、とは思うなあ」
そりゃ理由は俺にあるけどね。

「そのうち、『あ、また来たな』くらいに慣れてくれるのかな?」


PLより
飛鷹さん、LINTSさんありがとうございました(^^
PLのなかで、PCにこうした挨拶をできて嬉しいです。
それとフェリル君引退、おつかれさまでした。

投稿時間:2002/08/17(Sat) 23:52
投稿者名:フェリル・クラウド
Eメール:souju@wonder.ocn.ne.jp
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タイトル:
ATOMIC
懐かしい声の、一言ひとことが、胸に響く。
そうして思うのは、あのとき、つらかったけれども、投げ出さなくて良かった、という事。

「なんか逞しくなってない?」

生きるっていうのは、人の想いを受け継いでいく事。
目の前の彼も、そうしていた。
恐らくは、プレッツェルと呼ばれた、彼女もまた。

「そりゃぁ、世間の荒波に揉まれましたからね〜、ふてぶてしくもなりますよ」

話したい事は、たくさんある。
聞きたい事も、たくさんある。
時間が止まってしまえば良いと思うほどに。

「こうして会いにくるだけでもさー…大切な人を悲しませてしまうと、
なんで死んじゃったろう、とは思うなあ」

それでも、帰ってきてくれた事、逢えた事、嬉しいよ。涙が出るくらいに。
これから長い旅に出るつもりでいたから。
その前に逢う事が出来て、ほんとに良かった。

あの台詞が、彼女に向けてのものだと思うから、口にはしないけれど。

「ねぇ、レッサーさん。100年待っててくれますか?」

代わりに紡ぐのは、誓いの言葉。
自分に自信が持てるようになったなら。
きっと解放して見せるから。
それまで、待っていて、どうぞ。



PLより
レッサー君とプレッツェル嬢の会話は、想像するだけで泣けました。
折角の逢瀬をお邪魔虫君して申し訳無いです。